2007年に千葉県で創業した「神尾塾」は、首都圏で200名の生徒を送り出した後に、縁あって2019年、大阪市中央区へ移転して参りました。
当塾には【大手塾の切磋琢磨の環境】【個人塾のヒューマンな対応力】【家庭教師の小回りが利く指導力】の3要素が凝縮しています。
お子様の総合的なコンサルタントとして
当塾では日ごろの勉強から進路検討・学校探し・親子のメンタルケアまで、一般的な学習塾や学校が手を出さない領域まで踏み込むこともあります。「学校の言うことは聞かないが、塾の言うことは聞く」というご家庭もあり、もちろん学校の言うことも聞いてもらいたいのですが、それだけ当塾を信頼していただいている、ということなのでしょう。
一人ひとりの能力・方向性を踏まえた指導
人々の関心や方向性が多様化するなか、型にはめる画一的な教育手法は完全に時代遅れです。世の中に1:2、1:3をうたう個別指導塾はあふれていますが、それは数十名の集団授業の人数がたまたま2人、3人に減っただけで本質は「型にはめる」集団授業です。
当塾ではすべての生徒をバラバラにして、一人ひとりに対して全く異なる指導をします。これが本当の個別指導であり、ひとりの師匠が弟子の能力に応じて指導の手を変えていた江戸時代の寺子屋教育の現代における再現でもあります。
集団個別形式で切磋琢磨
当塾は異なる学年の生徒が同じ空間に居ながら、それぞれの個に応じた勉強をします。例えば中学生が因数分解を演習している隣で、高校生が微分積分の講義を受けています。小学生が国語辞典でことばの意味を調べている隣で、中学生が工業高校で得られる資格の話を塾長としています。ここで、学校では得られない猛烈な刺激が生徒に芽生えます。
尚、家庭教師は自室に先生を招くため、生徒がその部屋のボスになります。先生はアウェイの立場で、その部屋に入るわけです。現代は先生と生徒の間に壁を設けない、友達感覚のスタンスが好まれるようですが、この緊張感のなさ故に、高い確率で家庭教師は失敗します。
一生の価値を身につける塾
「合格すること」はひとつの目標だけれども、その手前の、今ここで学んでいること自体が目的であってほしい。やっつけではなく、じっくり宿題を解くこと。これも「誠実」を学ぶひとつの人生勉強になります。字を丁寧に書くこと。これは相手に対する「思いやり」への学びになります。机の上の消しゴムのカスをまとめること、椅子をきちんとしまうこと。これが「道具を大切にする」心を育てます。
このように見ていくと、塾で過ごすあらゆる一分一秒が人生そのものの学びであり、あいさつが、礼儀が、と表面的な繕いだけではない奥深い学びがこの通塾で得られるのです。
論語に「信なくば立たず」ということばがあります。社会人になって、顧客を獲得できるビジネスマンの条件は「信」です。信用、信頼、誠意を身に沁み込むように育てるのは、小学校、中学生、高校生と年を重ねるにつれだんだんと難しくなります。
「勉強を習いに来たのに、字をきちんと消せなど、なんでそんな細かいことで注意されるのか」入塾当初はそういう疑問を持たれるご家庭もおられるようですが、細かなミスの多い子は計算ミスや問題の読み飛ばしを起こしやすく、結果として受けた授業ほどに学力が身につかない、ザルの状態になります。そういった根本の原因に手を入れてこそ、本当の「指導」であり、結果を手に入れることができるのです。
なぜ勉強するのか、が分かる塾
「礼節の学び」を通して「正しい考え方・態度」の土台をつくり、その姿勢をもとに日々の勉強を進めていきますから、「取り組んだこと」が「取り組んだ分だけ」漏れなく学力になって身についていきます。
そして基礎力をつけながら、「なぜこの途中式が必要なのか」「なぜこの定理が発生するのか」といった「なぜ?」「どうして?」の問答を授業中に頻繁に行い、「答えを覚えればいいや」「暗記すればいいや」という安直な考え方を生徒から払拭します。自力で出来る限り調べ、どうしても分からないことは放置せずに必ず質問をする、という「自力」もここで習得していくのです。(いわゆるアクティブ・ラーニングの実践です)
こういった塾内での取り組みは学生時代だけでなく、実社会に出てからの基本的な行動規範になっていきます。
当塾では森信三先生(天王寺師範学校)の大ベストセラー『修身教授録』を題材に作文講座、税理士・不動産鑑定士の先生を招いて『社会に出る前に知っておきたいお金の話』講座を開催して、生徒の探究心を刺激し、実社会と普段の勉強の関連性を高める実学教育にまで昇華させています。
さまざまな個性と方向性を携えた生徒にとって、かけがえのない満足をしていただける学習塾となっているはずです。